ガドリニウムは、希土類金属に属する銀白色のランタノイドです。ほかのランタノイドと同様、通常は電荷が+3のイオンを含む化合物をつくりますが、磁気的な性質には特徴があります。金属のガドリニウムは室温付近で強磁性から強い常磁性へと変わります。自然界ではモナザイトやバストネサイトなどの鉱物中に、ほかの希土類元素と混ざって存在します。名前の由来となったガドリン石にも、ごく微量しか含まれていません。鉱石を処理して希土類元素を溶かし出し、混合物からガドリニウムを分離します。ガドリニウムの化合物はMRIの造影剤に使われ、ガドリニウムが中性子を強く吸収する性質は、一部の原子炉での反応の制御や遮蔽に役立ちます。
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