アンチモンは銀灰色に輝く半金属で、金属と非金属の中間的な性質をもつ元素です。金属のように見えても、曲げやすいわけではなく、もろい性質があります。主に、アンチモンが硫黄と結びついた鉱物である輝安鉱に含まれますが、単体のまま自然界に存在することも少量ながらあります。工業的な取り出し方の一つは、鉱石を空気中で加熱して酸化物に変え、炭素を使って酸素を取り除く方法です。鉛にアンチモンを加えると、より強く硬い合金になり、一部の鉛蓄電池の電極板に使われます。一方、化合物の三酸化アンチモンは別の役割をもち、ほかの難燃剤成分とともに、プラスチックや繊維が燃え広がるのを抑えるのに役立ちます。
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