テクネチウムは銀灰色の遷移金属で、安定な同位体がありません。どの同位体も放射性です。ウラン鉱石中でウラン原子が分裂すると自然にごく少量ができますが、採掘して利用できるほど多くはありません。利用に必要な量は、原子炉や粒子加速器での核反応によって作られます。医療検査に使うテクネチウム99mは、原子炉で作られたモリブデン99が崩壊したものから取り出されるのが一般的です。この短寿命の同位体を含む化合物は特定の組織に集まり、放出するガンマ線を専用のカメラで捉えることで、骨や臓器を画像にできます。半減期は約6時間で、放射能は速やかに低下します。テクネチウムは赤色巨星でも検出されており、星の内部で新たな元素が作られる証拠となっています。
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