セレンは、硫黄と化学的に近い非金属です。赤い粉末、ガラスのような黒い固体、金属のように見える灰色の結晶など、いくつかの姿を取ります。灰色のセレンは光が当たると電気を通しやすくなるため、光センサーに利用されてきました。自然界では、特に銅鉱石などの金属の硫化鉱石中で、少量の硫黄に代わって含まれることが多く、主に銅の精製時に残る物質から副産物として回収されます。セレンの化合物は、鉄の不純物によるガラスの不要な色味を打ち消したり、赤いガラスを作ったりするのに役立ちます。私たちの体にもごく少量のセレンが必要で、細胞を守り甲状腺の働きを支えるタンパク質に組み込まれていますが、取りすぎると有害です。
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