プロトアクチニウムは、銀灰色をした希少な放射性のアクチノイド金属です。自然界ではウランの崩壊によって生じ、天然のプロトアクチニウムのほぼすべてはプロトアクチニウム231という同位体です。ウラン鉱石にごく少量含まれ、普通の土壌や水にもさらに微量ながら存在します。科学研究に使う場合は、通常、使用済み核燃料から回収します。研究に使える量を得るにも大量の物質を処理する必要があります。現在、研究以外の用途はありません。科学者は海底堆積物に含まれるプロトアクチニウムとトリウムの同位体を測定し、堆積物の年代を調べたり、過去の海洋環境を復元したりします。また、トリウムを利用する原子炉では、ウラン233ができるまでの途中でプロトアクチニウムが生じるため、燃料製造の過程で取り除く場合があります。
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